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64bit版Windowsで32bit版ODBCの設定を行う方法

本記事はWindows 7 64bit版を利用して確認しました。

OSが64bit版のWindows 7、ODBC接続で利用するアプリケーションがLibreOffice Base 32bit版(x86)版で接続したときの記事です。
尚、データベースはPostgreSQL 8.4.7をCentOS上で動かしています。

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32bit版のODBCドライバのインストール方法

Windows 7 64bit版では、コントロールパネルからODBC設定画面を起動しても64bit版ドライバの設定しか行えません。
したがって、32bit版のODBCを設定するには以下の操作が必要となります。

  1. コマンドプロンプトを起動します。
  2. %windir%\SysWOW64\odbcad32.exe と入力しEnterキーを押します。
  3. 32bit版のODBCデータソースアドミニストレーター画面が表示されます。
  4. データソースの設定を行います。

32bitドライバの場合は、32bit版のodbcad32.exeを起動して設定しなければなりません。
ちなみに64bit版のodbcad32.exeは%windir%\System32\odbcad32.exeにあります。

  • 32bit版ODBCデータソースアドミニストレーター
    %windir%\SysWOW64\odbcad32.exe
     
  • 64bit版ODBCデータソースアドミニストレーター
    コントロールパネルからの操作で起動できます。
    実体は以下の場所にあります。
    %windir%\System32\odbcad32.exe

尚、64bit版のodbcad32.exeで設定したデータソース情報も32bit版で設定したデータソース情報、どちらのodbcad32を起動しても表示されました。

64bitと32bitのアプリケーションは、通常WOW64のおかげで意識せずに使えますが、ODBCドライバのインストールとDSNなどの設定の場合、使用するドライバが64bitか32bitでODBCアドミニストレーター(odbcad32.exe)の起動を切り替えないといけません。


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Last-modified: 2015-03-20 (金) 22:08:00