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複数の引数を渡す方法

前回の記事「引数を渡す方法」では、ファンクションに1つの引数を渡す方法を学びました。
今回はファンクションに2つ以上の引数を渡すサンプルを記します。

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複数の引数を渡すサンプル

PL/pgSQLで複数の引数を渡すサンプルコードを記します。
引数で渡した値を足し算し結果をクエリーに表示します。

-- plus.sql
CREATE OR REPLACE FUNCTION plus(n1 int, n2 int)
RETURNS
    int
AS $$
DECLARE
BEGIN
    RAISE INFO '% + %', n1, n2;
    RETURN n1 + n2;
END
$$ LANGUAGE plpgsql
;

上記のファンクションは、intの引数を2つ渡し、ターミナルにINFOとして出力するのと、クエリー結果として足し算した結果を表示します。

ファンクションの登録および実行

fileplus.sqlを登録し実行します。
ユーザ名、ホスト、データベース名は皆さんの環境にあった値に替えてください。
尚、今回は\iを使ってplus.sqlを実行してみる例になります。
plus.sqlが置いてあるディレクトリにcd(移動)して、以下の操作を行ってください。

sakura@cygwin ~$ psql -U sakura -h localhost sakuradb
Password for user sakura:
psql (9.6.0, server 9.2.17)
Type "help" for help.

sakuradb=> \i plus.sql
CREATE FUNCTION
sakuradb=>
sakuradb=> select plus(1,2);
INFO:  1 + 2
 plus
------
    3
(1 row)

sakuradb=> select plus(1+2,3+4);
INFO:  3 + 7
 plus
------
   10
(1 row)

ファンクションの削除

psqlから直接DROPしてみます。

sakuradb=> drop function plus(n1 int, n2 int);
DROP FUNCTION

まとめ

  1. psqlフロントエンドからsqlファイルを実行したい場合は、\iを使う。
  2. \cd [ directory ] でディレクトリ移動ができる。
  3. \! pwd で現在のディレクトリが表示される。

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添付ファイル: fileplus.sql 138件 [詳細]

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Last-modified: 2016-10-22 (土) 00:18:37